小1の娘が薦めてくれた絵本『ユとムとヒ』

こんにちは!

Toko(トーコ)です。

今日は、小1の娘ミルが、学校の図書室で読んで「ママも読んで!」と薦めてくれた絵本『ユとムとヒ』を紹介します。娘から本を勧めてもらえる日が来るなんて、嬉しいな〜^ ^

※以下、ネタバレを含みます。

『ユとムとヒ』斉藤隆介作・滝平二郎絵 岩崎書店

『花さき山』や『モチモチの木』を手がけた名コンビによる作品。登場人物らの名前が、全部カタカナ一文字なのが特徴的。そのせいで、日本の昔の話のようでいて、違う民族の話のような風情もあります。最後に出てくる「フ」という山は、やはり富士山なのかしらん?

大柄で色白の16歳の少年ユと、小柄で色の黒い13歳の少年ムは、対照的でありながら親友。ある日、若者たちのカシラを決めるための力比べをすることになり、勝利するユの傍らでムは無様な姿を見せるが・・・

友人同士の心の機微、恐ろしい獣ヒの真に迫る描写、「力試し」と「実践」は異なるという話の展開などが見どころで、とても面白かったです。滝平さんの切り絵のような絵も、とても印象的です。

後書きを読むと、ユとムの心温まる友情関係が、作者の斉藤氏と滝平氏の関係性と重なることがわかり、より一層、胸が温かくなりました。おすすめの1冊です。

それでは本日はここまで。Thank you and see you soon!