バーバパパ・シリーズの記念すべき第1巻!4歳娘の大のお気に入り♪『おばけのバーバパパ』(日本語版&英語版)レビュー
こんにちは!
Toko(トーコ)です。
- 今回は、少し前から4歳の娘ミルが気に入ってよく読んでいる「バーバパパ・シリーズ」の記念すべき第1巻『おばけのバーバパパ』の日本語版と英語版をレビューします。
- (以下、ネタバレ注意です。Spoilers ahead!)
『おばけのバーバパパ』
おばけのバーバパパ
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アネット・ティゾン/タラス・テイラー 偕成社 1972年06月
- おばけのバーバパパが、どこでどうやって誕生したのかが、この絵本を読めばわかります。
- (バーバパパが生まれてすぐに「大人のサイズ」であることに対して、娘のミルは疑問を呈していました・・・^^;)
- バーバパパは友達になったフランソワ少年の家においてもらえず、動物園に送られます。
- 檻から抜け出し、色々な動物の形に変身しますが、誰にも理解されず・・・。
- 動物園からも追い出され、孤独を深めます。バーバパパ一家のメンバーたちは、この第1巻の中ではまだ登場しないので、バーバパパはとても寂しそう。涙を流しているバーバパパを見ると、切ない気分になってきます。
- ところが、とある出来事から人間たちを救い出したことがきっかけで、事態は好転し・・・
- 子供の読者を夢中にさせる、バーバパパの「自由自在な変身能力」は、第1巻から健在です!
- 人物や建物のイラストは、シンプル&素朴&おしゃれ。バーバパパの表情が優しそうなのも素敵です。
- 後の絵本のイラストが、キャラクターとして確立しており漫画的なのと比べると、第1作目のイラストはより素朴で「絵本らしい」感じがします。
- そうそう、「バーバパパの公式サイト」というものがありまして、そのサイトによれば、バーバパパはフランスでよくある「ピンクのわたあめ」と重ね合わされているのですって!確かに、柔らかそうでふわふわした感じが、わたあめっぽいですよね。公式サイトには、「バーバママの色はなぜ黒なのか」、「モジャにだけ毛があるのはなぜなのか」、「バーバパパ一家の変身できる能力について」・・・など色々面白い情報が載っていて、バーバパパ・ファンの人が楽しめる内容になっています。フランスでスタートした新しいアニメーションから生まれた、新作絵本も紹介されていました!
英語版
英語版はリンクを貼れなかったので、以下に基本情報を書きます。
- BARBAPAPA / by Annette Tison and Talus Taylor
- First published in 1970 / This edition published in the UK by Orchard Books 2013
- とてもシンプルな美しい英語で、非常に読みやすかったです!英語の分量も少な目なので、ストレスなく読み聞かせすることができます。原作はフランス語ですが、英語版は初期英語学習者にとてもおすすめできる1冊だと感じました。様々な動詞、had to do、wanted to do、tried to do、had p.p.、ordered O to do などの表現が出てきます。
- 本編にはバーバパパの家族はまだ登場しないのですが、表紙の裏側でバーバパパ一家のメンバー名が紹介されていました。だいたい日本語訳と同じ命名ですが、「バーバピカリ」がBarbabright、「バーバモジャ」がBarbabeau(Weblio によれば、beauは英語だと「しゃれ男、ボーイフレンド」の意味、フランス語の「美しい」が語源だそう)となっているのが、興味深かったです。
それでは、また!
Thank you very much for reading and see you soon!